為替って難しい。。。
円高と円安がまずよくわからない。。。
1ドル100円が120円になったら、円高でしょ??
100円から120円に上がったから、「えんだか」。。。
汗。。。
まず円高と円安を押さえよう!
円高と円安、
為替という言葉は毎日のニュースや新聞に頻繁に出てきますようね。
でも、円高と円安について、イマイチぴんとこない。
先ほどの会話
1ドルが100円が120円になったときは、円高か?円安か?
考え方として、
1ドルのジュースがあるとしよう
まず、1ドル=100円のとき、1ドルのジュースを買うのに100円が必要だ
ところが1ドル=120円になったとき、1ドルのジュースを買うのに120円も必要になる
今まで100円で買えたのに、120円も必要になってしまう
20円高くなってしまう
これは、「ドルに対する円の価値が下がった」という
つまり、「円の価値が下がった」⇒円安となる。
円という「価値」が上がった場合を「円高」(1ドル100円⇒1ドル80円)
下がった場合を「円安」(1ドル100円⇒1ドル120円)
になるね
為替が変われば世の中はどう変わる?
円高になった場合
まず「輸出企業の経営が苦しくなる」
なぜかと言うと、
今まで1ドル=100円で輸出していたのが
1ドル=80円になったら、同じ1ドルの輸出でも売上は100円から80円に下がってしまう
逆に
「輸入企業は仕入れが下がるので経営が良くなる」ね
だいぶ昔だけど、
「円高キャンペーン」ってやってた
家具のIKEAとかはスウェーデンとか海外から仕入れているけど
お店に家具を仕入れるとき、1ドル=100円から1ドル=80円の円高になったとき
同じ商品の仕入れでも、今まで100円で仕入れた家具が80円で安く仕入れることができた
その分を消費者へ還元しようと「円高キャンペーン」が行われたのは有名な話だ
日本の多くはトヨタとか輸出企業だから
円高になってしまうと日本企業の多くの業績が下がってしまい
日本株は下がってしまうことになる
つまり、
円高⇒輸出企業の業績悪化⇒日本株下落⇒景気悪化
という図式が一般的だ
では、なぜ為替は変動するのだろうか?
為替の変動要因は様々な要素があるけど、ポイントの1つは金利。
一般的に、金利が高い通貨は高くなり、逆に低金利だと通貨は安くなる。
これは、世界中の投資家の中には、同じ額のお金なら低金利の通貨で持っているより高金利の通貨で持つ方がお金が増えると考える、つまり、低金利通貨を売って高金利通貨を買おうとする動きにより、結果として高金利の通貨が高くなっていくことになる。
これは、人気商品、例えばコロナでマスクが品薄状態になったとき、買いたい人が増えてマスクが通常50枚1,000円とかが5,000円になること同じ。
2つ目が物の価格の上がり方を示すインフレ率。
物価が上がるということは、それだけ通貨の価値が下がっているということになる。
3つ目が自国と海外との間の物やサービスの取引状況を示す経常収支。
支出が収入よりも多いと経常赤字となり通貨安に、逆に経常黒字なら通貨高になりやすい。これは、経常赤字は自国に入るお金より、海外に支払うお金が多い状態、つまり海外にお金を払うには自国通貨を外貨に換える必要があるから、自国通貨を売って外貨を買うことになる⇒売られる自国通貨が安く、買われる外国通貨が高くなりやすいこと。
為替は複雑で難しい・・・