事業承継でまずはじめにやるべき重要なことは、「事業を継続するための価値」を把握することです。

これは要するに、自社の強みを明確に把握することです。

事業承継の目的は、付加価値を提供できる事業の継続にあり、事業が継続して付加価値を提供し続けるためには、その付加価値を生み出している源泉をきちんと分析し把握する必要があります。

これを把握しておかないと承継方法の対策が打てなくなってしまうので非常に重要です。事業価値の源泉は、例えば技術力であったり商品力、営業ノウハウや経営力であったりします。

一方、この事業価値の源泉を把握する際にやっかいなのは、経営者個人に依存しているケースです。

つまり、事業価値の源泉が経営者の営業力や人脈など目に見えない無形のノウハウである場合です。どのようにして承継していけばいいか非常に難しいからです。

オーナー企業の場合、ほとんどこのケースが多いです。また、事業承継がなかなか進まない原因でもあります。

 

この場合、どのようにしたら解決できるのでしょうか?

大事なのは「仕組み作り」です。

仕組み作り、すなわち「個人」から「組織化」への移行が重要なポイントではないかと思います。そして組織化において最も重要な「人材育成」。

組織化や人材育成はすぐに解決できる問題ではありませんので、しっかりと時間をかけ計画的に根気強く実行していく必要があります。